立ち会い出産できないママへ。安心して!旦那よりも心強い助産師さんがいるじゃないか!
新型コロナの影響で出産時の家族の立ち会いが断られているケースがあるそう。
ウイルス感染の危険があるため致し方ない事なんですよね。
でも初めての出産で不安がいっぱい。一人では心細い!
なんて思っている妊婦さんは当然いることでしょう。
私は主人の出産への立ち会いを無しでお願いしました。
結果、大丈夫だったよ!むしろ良かったかも。
立ち会い出産を否定しているわけではありません!
家族の立ち会いがなくてもどうにかなる!と思うのです。
家族の立ち会い無しの出産について、1歳半の娘が生まれた当時のことを思い出して書いています。
主人とも出産当時を振り返ってこの機会に話してみました。
もし今、立ち会い出産を断られて心配しているママや出産を控えているママ、パパの参考になれば嬉しいです。
<注意>
私が娘を産んだ病院では立ち会い出産を希望する場合、事前申請が必要でした。
ここでは出産への『立ち会い』を助産師さんから「いきんでOK合図(今から産むぞ!合図)」が出て娘がお腹から出てくるまでの時間に立ち会う事を言っています。
陣痛が始まっても子宮口が全開にならないといきんではいけないと言われていて。
実際に産む直前まで陣痛に耐える時間は私の母にそばにいてもらったのですが結果は…。
陣痛の間の事も後に書いています。
出産は未知で不安だよ。でも...
出産って経験がないママにとっては未知で不安です。
私は自分の母から子どもを産むことについて「鼻からスイカが生まれる感じ!」と聞いていました。
相当痛いんだろうけれど、あり得ない状況過ぎて想像できないな。
ただ妊娠37週の正産期が近づくにつれ、出産経験のある友達に色々とリアルな出産経験談を聞いて…
さらにSNSで出産レポを読み漁ってしまいました。
出産自体が未知過ぎて、事前にたくさんの情報を仕入れてしまったのです。
すると徐々に不安が募っていきました。壮絶な痛みに私は耐えられるんだろうかと。
そして出産が近づくにつれ、夫に泣きながら「怖い―怖いー」と電話しておりました。(里帰り出産だったので)
やばい、心の準備できてなーい!と叫ぶ日が続くのです。
これは個人的に後悔している事で出産に関する情報収集しまくってはいけませんね。
入院準備などの用意するものは別ですが、出産レポを読みまくっても不安が募るだけ。
一通り流れくらいが分かっていればOKだったなーと。
出産を控えると不安になるのは当たり前。
とはいえ痛みを伴う出産には終わりが絶対くるんですよね。
立ち会い出産ができず心配が膨らんでいる妊婦さん、私は立ち会い出産しませんでしたがきっと大丈夫!
実際に出産を経験して
家族の立ち会いがない出産を経験してどうだったのか…。
まず流れを説明したいが為の簡単な出産レポを。
出産の経緯(軽く出産レポ)
<予定日当日!>
16:30 自宅でちょろちょろ破水
17:00 病院に到着
週末&時間外で促進剤打てないかもと言われる。LDRはベッドが分娩台になるので出産時も移動不要で快適。 いぇい。
19:00 病室にて夕飯
ここで母は一度帰宅。
<翌日の深夜>
02:00 急に強い陣痛がくる
母親がこの時は既に戻ってきてくれていた。
03:30 子宮口全開、いきんでOK合図出る
立ち会いを申請していないので母は病室から出される。バイバイー。主人やその他家族にも連絡が行き、病室の外で私の叫び声を聞きながら待つ。
04:30 娘が生まれる!
初産にしてはスピーディな出産に終わりましたが終始バタバタ。で、立ち会い無しでしたけれど…。
心細さを感じる余裕がない
出産に立ち会ってほしい妊婦側の気持ちとしては
一人で産むなんて無理!心細い!
という感じですよね。私も始まる前は怖さゆえの心細さがありました。
私の出産は陣痛の前に自宅でのちょろちょろ破水があったため、そのまま入院。
病室に入り陣痛を待つ間も、ちょこちょこ看護師さんや助産師さんが様子を見に来てくれて世間話。
緊張感はあったもののもうすぐ娘に会える!という気持ちで少しワクワクしていたのを覚えています。
徐々に生理痛のような痛みを感じ、深夜に本陣痛が始まります。
本陣痛が来ると痛みのあまりベッドにうつ伏せ状態でもがくしかなくなってきました。
痛みの間隔も2〜3分、呼吸を整える事で精一杯。
そんな状態なので、母が病室にいてくれたものの、私の視界に入っていないっていう。
陣痛が来ている時は終始心細さを感じる余裕が全くなく家族が病室にいてもいなくても私は関係なかったのでした。
そして娘を生み終わるまで周りに気を遣っている暇もありませんでした。
助産師さんの指示が全て
陣痛から出産まで痛みと戦う中で、今でも感謝しきれないくらい神的存在だった助産師さん。
不安なく出産できるように陣痛の段階からサポートしてくれました。
助産師さん達はもちろん、陣痛に耐える際、呼吸方法や力の入れ方を指示してくれたり「大丈夫!上手上手!」と何度も声掛けをしてくれました。
私の場合、腰が強烈に痛かったので傍にいた母が腰を頑張って押してくれたんです。
ただ母も私も正解が分からず、痛みは全く緩和されず…。
母が頑張って応援してくれていることだけは分かりました。
子宮口が全開に開くと、ついにいきんでOK合図がでてついに出産です。
そこから娘を産み落とすまでに頑張って全精力を子宮に注ぐのです。
その際は助産師さんが真正面で娘の状況を実況中継してくれていました。
「降りてきてるよー!」「頭が出てきたよー!もう少しだよ!」
「次出すよー!」という言葉と共に娘が生まれたときには感無量…のはずがやっと終わった…という達成感で一杯でした。
その後も助産師さん達が生まれた娘の処置をした後、「ママ頑張ったね。一番最初に抱っこね。」と娘を抱っこさせてくれました。
「本当にありがとうございました…。」と助産師さんに伝えたことを覚えています。
とにかく助産師さんというプロフェッショナルな方が出産を導いてくれた感がすごかったのです。
ちなみに担当の先生(産科のお医者さん)は最後の会陰切開と出産後の処置の為に出産の時は脇の方でスタンばっていました。とりあえず出産は助産師さんがメインプレーヤーなのですね。
よって家族がそばにいなかったとしても、無事出産できるよう全力を注いでくれるプロたちがいるので大丈夫なのでした。
主人には見られたくなかった
これから産むぞ!という瞬間で、全精力を子宮に注いでいるわけですが、本当にどんな顔してたんだろう…というくらい顔に力が入ってしまいます。
私は正直主人にその様子を見られるのは恥ずかしかった。
そんな事言っている場合ではないんでしょうけれど。
それこそ主人があの場にいなかったから、より出産に集中できたかなとも思っています。
またあの瞬間を主人が見たら衝撃的過ぎて倒れてしまうのではないかと勝手に心配していました。
うん、おそらく私の場合は助産師さんがいれば十分でした。
主人に聞いた!立ち会い出産
主人は里帰り先の病院まで出産のタイミングで来ることができ、廊下で私が苦しんでいる声を聞いています。
我が家は立ち会い出産をしなかったのだけれど、振り返ってどうだったか聞いてみました。
立ち会いしなくて良かった?
うん、出産の声を廊下で聞くことになって、「○○(私)からそんな声出てるのか!」と思うほどとんでもない叫び声は聞こえてた。
そんな状況で自分の力で出産の痛みが緩和されたり、出産のサポートができるかって言ったら全くそんなことはないと思うし、祈る事しかできないから。
だから立ち会わなくて良かったと思う。
衝撃的過ぎて倒れてしまっても困るしね。
もし事前に立ち会って!とお願いしていたらどうしてた?断る?
断る…。無力だから。ただ見ているしかできないのは正直辛いと思う。
親心に影響は?
親心の芽生え方が母親と違う部分かもしれないね。
たまに不思議だなと思う事はある。娘と家族3人で暮らしていて、ふと何で娘がいるのかなって。自分から産んでないからある日突然現れたわけだし。
そうだよね。母親の私は約10か月お腹の中で娘を育てて、実際に痛みを伴って生んでいるから実感があって母性は生まれやすいしね。
今1年半以上、娘と生活してきて子育ても一緒にしてきた。娘はとても可愛いし、自分の子だと思う親心は十分に芽生えたと思う。
○○(主人)が正直子どもそこまで好きじゃなかったのに、こんなに可愛がっていること自体が不思議。ちゃんと親心芽生えている証拠だよね。
最後に
私の周りの友達は当たり前のように立ち会い出産をしている子が多かったのです。
正直みんなの旦那さんはすごいなーと思ってしまいました。倒れないのかな?覚悟あったのかな?と。
出産は一生に何度も無い経験で、立ち会う事はきっと尊い経験になりますよね。子供が生まれる瞬間に奥さんを支えたいと思っている旦那さんも沢山いることでしょう。
ただ正直旦那さんは無力なことも多い。これは仕方ない。
助産師さんというプロがいるのだから任せよう!という気持ちでも十分な気もしています。子供が生まれてからの方が大変なことって沢山ありますよね。
我が家の旦那さんは立ち会い出産をしなくても、十分に娘を可愛がっていますし親心は十分に芽生えていると思います。
もし立ち会いを断られて立ち会い出産できなくても安心して!
旦那よりも心強い助産師さんというプロがいるじゃないか!そこの妊婦さん。
以上。