1歳児の性格は親の遺伝!?ハイテンション娘の根源を考えてみた【育児奮闘日記】
こんにちは。かしかしママです。
1歳7か月の娘は本日も、部屋中を楽しそうに叫びながら駆け巡っています。
娘が1歳になったころから度々大声で私たち両親に向かって演説していました。
(もちろん言葉は分からず宇宙語です)
その日々のハイテンションな娘の言動を見て
○○(娘)のこのハイテンションはどっからきたんだろう?
確かにうちら超絶テンション低めなのにね…
全く性格遺伝してないね。
なんて話しておりました。
性格って遺伝するものかななんて思っていたのですがそうではないんですかね!?
今のところ、全然似てないぞ。
娘の様子に疑問を持たざるを得ず、調べてしまいました。
性格は遺伝するのだろうか?そして1歳の娘の性格の根源はいったい…?
1歳児でも性格の違いが顕著!
私の周りにも同じ年の子どもを持つママがいます。
定期的に集まって子どもの成長を見守りあっているのですが…。
生まれた頃はまだみんなふにゃふにゃ言っていた赤ちゃんだったのに、1歳を過ぎて動き出すと性格の違いがよく分かりますよね。
その子その子で言動が全然ちがう!
ある女の子は慣れない人に会うと人見知りからか固まってしまって、見るからに本当に大人しい子。ママが大好きでいつもママにくっついている印象です。
ある男の子は大人しく一人遊びも得意でママがその男の子の視界に入っていなくても、自分の世界に没頭し遊び続けます。
その子のママによると全然手が掛からないよ、と。
電車に乗っても車に乗っても静かにしているんだそう。
一方で我が家の娘は部屋中を駆け回りますが、なかなか一人遊びは苦手。少し放置しているとそのうち大人の手を引っ張って呼びに来ます。
そして初めて会うママ友の膝の上に自分から乗っちゃうくらい積極的だったりします。
同じ年頃の子どもでもこんなに違うものかと、友達の子どもたちを見るたびにその性格の差に驚いてしまいます。
性格の半分は遺伝子の影響!?
遺伝学の安藤教授の見解は!?
行動遺伝学を専門とするの安藤教授(慶應義塾大学)は、
遺伝子の違いがどのくらい一人ひとりの性格の違いを説明するかをふたごのデータから算出すると,だいたい50%前後になります。これは残り50%が環境によることを意味します。
と。性格の50%は遺伝子が影響している!んですね。
ふむふむ、やっぱり遺伝子か!
ただ「父親と母親のランダムな遺伝子の組み合わせによる影響」なので、親と同じ素質の遺伝子を持つことはないと。
性格の半分は遺伝子の影響があると言っても、親と性格が似る可能性もあれば、似ない可能性もあるという事か!
ビッグファイブセオリーとは!?
多くの適性検査でも活用されている「ビッグファイブセオリー(理論)」という性格についての指標があるんだそう。
人間の性格が5つの要素、開放性、真面目さ、外向性、協調性、精神的安定性の組み合わせで構成されているというもの。
具体的には以下のパーセンテージで遺伝の影響を受けているという研究結果が出ているんです!
- 開放性 :好奇心や興味を持って体験しようとすること…52%
- 真面目さ :物事への慎重さ、責任感をもつ様子……………… 52%
- 外向性 :積極性や社交性をもち関わろうとすること…… 46%
- 協調性 :思いやりや優しさを持って他と関わる事…………36%
- 精神的安定性:感情的になったり情緒不安定になる様子…………46%
「協調性」以外の性格要素はおよそ50%が遺伝の影響、残りは環境が影響するとなっています。
確かに性格と言っても様々な面があるよね。
残り半分は環境が影響しているんだから、やっぱり環境って大事なんだよね、きっと。
残り半分は環境が影響する
外部環境って?
生まれた国や文化、家族はもちろん、兄弟、その家庭での環境、学校での人間関係、それぞれの学校の教育…様々な環境ですよね。
まだ1歳半の娘にとっての環境というと、ほぼ私たち家族とこの家庭環境が占めているのです。
ひー!そしたら親の育て方がそりゃ重要なはずだよね!?
親の育て方の影響は?
『環境』というと気になるのがやはり「親の育て方」が影響しているか否かという事。
まだ娘は生まれて1年半ではありますが、娘の様々な行動に出るこの性格は私たち親の育て方がそうさせたのでは、なんて思うのです。
こちらも安藤教授によると
親の影響や家庭の影響(これを共有環境といいます)は先にも述べたようにほとんどみられません。むしろ一卵性のふたごですら一人ひとりに独自な非共有環境が重要なのです。
との事。
ふむ、親の育て方が性格を決めるものではないのか。少し安心。
学校に入って自分で色んな人間関係を作ったり、進路を決めて様々な経験をしていく事が性格に影響するという事なんですね。
そうはいっても私自身がそうでしたが、進路を決める時に親から少なからず促される面があるんではないかなと。
直接こうしなさい!と言われたわけではないけれど、進路については学費が安い方向に良いように誘導された感が今思うとあります。
また友達との付き合い方でも結構口を出されたことがあるかなーと。
思春期の時は反抗してばかりで言いなりになっていたわけではないけれど、親にうるさく言われないように気を遣っていたような…。
親の育て方というか、関わり方は必ずその後の人生を左右するものになりそう。
外部環境をよりよい環境にする義務があると思う
私の親が進路や友達の事に口を出していたことは、私が将来困らない様にとかより良い方向に行けるように心配しての事だったというのは、今考えれば分かります。
私も親になってこの先娘の事で色々と心配事が増えるんだろうと思うんです。ただ娘自身がやりたい事を躊躇してしまうようになる事だけは避けたいなと。
性格がどうなるかとかはそこまで気にしておりませんが。
伸び伸びと育ってもらうために、また好きな事を見つけたりそれに挑戦できるように、環境を良くするためのサポートをする義務が親にはあるはずなんですよね。
まだまだ娘の親になって2年も経っておらず、毎日の育児で正直精いっぱいです。
ただこれからもっともっと意思疎通できるようになった時に、きちんと娘の考えを気軽に話せるような関係になりたいなと。
最近は1歳の娘も自己主張がだいぶ強くなってきて、自分のやりたい事を止められたりすると発狂するんです。
そういう時にどうしても危ない事については「ダメ」言いますが、出来る範囲でやりたいようにやらせてあげようと考えています。
最後に
ハイテンション娘の根源は、性格に遺伝子が半分影響しているんだから、きっと持って生まれたものなんでしょう。
私たち親にもテンション爆上げの素質があったのかもしれません。
(毎日娘のテンションに全然付いていけていない親2人…。)
娘がこれからどういう仲間と出会ってどういう道に進むかは分からないけれど、いろんな経験を好きなようにできるように親が全力でサポートしていかなければならないし、サポートしていきたいです。
そして娘が色んな経験を経てどんな人間になっていくか楽しみでもあります。
きっと私自身が娘を心配し過ぎて口うるさくなってしまう気もしていますが、親が娘の良き相談相手になれるように心地の良い家庭環境を作っていこうと今決心したところです。